今、契約中の電気会社の調べ方でお悩みではありませんか。
引越し後にそのまま契約していたり、家族任せにしていたりすると、契約先を把握していないまま支払いを続けていることも珍しくありません。しかし、現在の契約内容を確認すれば、電気代を見直せる可能性があります。
この記事では、契約中の電気会社の調べ方や見直し時にチェックしたいポイントを分かりやすく解説します。電気会社を変更するうえで知っておきたいこともまとめているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
現在契約中の電気会社の調べ方4選
今、契約している電気会社が分からない場合でも、簡単に調べられます。ここでは契約中の電気会社をチェックする主な方法を4つご紹介します。
1.検針票や請求書を確認する
1番シンプルに確認する方法は、検針票や請求書を見ることです。検針票には契約先の電気会社名だけでなく、契約プランや月々の電気使用量、供給地点特定番号などが記載されています。
近年は紙の検針票ではなく、Web明細に切り替わっている場合もあります。紙の書類が見つけられないときは、アプリやマイページに心当たりがないか思い出してみましょう。
2.電気料金引き落とし明細を確認する
検針票が見つからない場合、クレジットカードや銀行口座の引き落とし明細を見てみましょう。利用明細には、電気会社やサービス名が記載されていることがほとんどです。
ただし、グループ会社名や決済代行会社名が表示される場合もあり、すぐに判明しないことも珍しくありません。その場合、「表示名 電気」とインターネット検索してみれば、契約先が判明する可能性があります。
3.電力会社からのメールを確認する
契約時の手続き完了や毎月の請求のお知らせのために、電力会社からメールが届いているかもしれないのでチェックしてみましょう。
たとえば、下記のようなメールが残っているかもしれません。
- 契約完了メール
- 電気料金確定のお知らせ
- 利用明細のお知らせ
- キャンペーンの案内
「電気」「でんき」「請求」などのキーワードで探すと、該当メールを見つけやすくなります。普段使わないパソコンのメールアドレスや家族のメールアドレスに届いていることもあるため、確認してみてください。
4.管理会社・大家に確認する
賃貸住宅に住んでいる場合、管理会社や大家さんが一括で契約している可能性があります。
というのも、マンションやアパートでは、建物全体でまとめて契約している「高圧一括受電」を採用しているケースがあるためです。この場合、入居者は自由に電気会社を選べず、個別での契約もできません。
また、入居時に案内された電気会社とそのまま契約している人もいるため、一度聞いてみるのも手段の一つです。
契約中の電気会社で確認したいポイント
契約中の電気会社が判明したら、契約内容も確認してみましょう。現在の契約状況を知っていれば、今の電気代が高いのか、ほかの会社へ切り替えるべきかが判断しやすくなるからです。
検針票や請求書、マイページなどから確認できる情報ばかりなので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
毎月の電気使用量
毎月どれくらいの電気を使用しているかを知っていれば、他社との比較がしやすくなります。
電気使用量が少ない人向けのプランや、ファミリー向けのプランなど、会社によってさまざまなプランが用意されています。使用量に合うプランを選べばお得に使えるケースがほとんどです。
ただし、一般的な家庭では、夏と冬は使用量が増えやすく、春と秋は使用量が抑えられます。年間を通じた傾向も把握しておくと、比較の際役立ちます。
料金プランの種類と特徴
料金プランの内容も確認してみましょう。
一般的な電気料金プランは、使った電気量に合わせて単価が変動する従量料金制です。しかし、近年では様々なプランが登場し、下記のような料金プランも登場しています。
- 使用量にかかわらず常に一定単価の「固定従量料金プラン」
- 市場価格に応じて料金が変動する「市場連動型プラン」
- 夜間料金が安くなる「オール電化向けプラン」
一見安く見えても、電気の使用量や使い方によっては割高になってしまう場合もあります。契約時から家族の人数や在宅時間に変動があった場合には、現在のライフスタイルに合わないプランを契約したままになっているかもしれません。
燃料費調整額・電源調達調整額
電気料金には、基本料金と電力量料金に加え、燃料費調整額や電源調達調整額と呼ばれる項目が加算されます。
燃料費調整額とは、火力発電に使用するエネルギー価格の変動を電気料金へ反映する仕組みです。一方、電源調達調整額とは、市場価格の変動をもとに請求額へ加算・減額される費用です。
近年、燃料価格の高騰によって、これらの調整額が大きく変動する会社も増えています。加算の「上限なし」としている会社もあるため、かならず確認しておきたい項目です。
現在の契約期間と解約金の有無
契約中のプランに、契約期間や解約金の設定がないかも確認しておきましょう。
電気会社によっては、一年契約や二年契約と契約期間を設けています。更新月以外に解約する場合や、一定期間より短く解約する場合に、違約金が発生することがあるため注意しなければなりません。
特に、申し込み時にキャンペーン特典がついていた場合、一定期間の利用が条件となっていることが多いです。変更するタイミングを後悔しないためにも、事前に確認しておくと安心です。
電気会社を見直ししたほうが良いケース
現在の契約状況を見ると、「今の契約が合っていないかも」と思う人もいるでしょう。契約内容や生活スタイル、世帯人数によっては、電気会社を変更するだけで月々の電気料金が抑えられるかもしれません。
ここでは、電気会社を見直ししたほうが良い3つのケースをご紹介します。
電気代が高くなったと感じる
電気代が高くなったと感じているなら、電気会社を見直すタイミングがきているかもしれません。
近年、燃料価格や電力市場価格が高騰し、電気料金が高くなりやすい状況が続いています。なかでも、市場価格の影響を受けやすいプランを選んでいると、請求額が大幅に上がっているでしょう。
使用量が増えたわけでもないのに請求額が増えている場合は、現在の料金プランや調整額などの内訳をチェックすることをおすすめします。
契約内容の詳細を把握していない
どのような料金プランを契約しているのか分からないときも、一度見直しを検討しましょう。
なぜなら、契約時の料金プランを継続していたり、家族や不動産会社に任せたプランで申し込んだりしていると、現在のライフプランに最適なプランではない可能性があるからです。
まずは契約状況を確認し、他社プランと比較することをおすすめします。
ライフスタイルが変わった
家族の人数が増えたり、在宅時間が変動したりと、ライフスタイルが変わった場合にも電気会社を見直す良いタイミングです。
一人暮らしを始めた場合や、在宅勤務で日中の電気使用量が増えた場合、オール電化にした場合など、以前と同じ料金プランでは割高かもしれません。
また、結婚や出産などで使用量が増えたのであれば、電気をたくさん使う家庭向けのプランが合うこともあります。今の生活に合うプランを選択すれば、無理なく固定費を抑えられます。
失敗しない電気会社の調べ方と比較ポイント一覧
新しく電気会社を探すときに、料金だけに注目すると後悔しかねません。電気の使い方や料金体系との相性によって、請求額が変動するためです。
ここでは、切り替え候補の電気会社の調べ方と検討する際に知っておきたい比較ポイントをご紹介します。
自分の電気の使い方を知る
まずは、月々の電気使用量や電気の使い方を振り返ってみましょう。
電気使用量が少ない人向けのプランや多く使う家庭向けのプラン、日中・夜間のどちらかの単価が安く設定されているプランなど、各社さまざまなプランが用意されています。そのため、使用量や使い方に合わないものを選ぶと、電気代が高くなる恐れがあります。
検針票や請求書には月々の電気使用量が記載されています。マイページやアプリにログインすると、日ごと・時間ごとの電気使用量がグラフ化されている電気会社もあるため、参考にしましょう。
市場連動型・固定価格型を確認する
料金体系の違いも、必ず確認しすべきポイントです。
市場連動型プランは、電力市場価格に応じて料金が変動する仕組みです。市場価格が下がると電気代が抑えられますが、価格高騰時には請求額がグッと上がってしまいます。
一方、固定価格型プランは単価が安定しているため、毎月の電気代の予測がしやすいです。
価格変動リスクを抑えたいなら固定価格型、市場価格が安い時間帯に電力を使って電気代を節約したいなら市場連動型を選ぶとよいでしょう。
セット割・ポイント還元の有無を比較する
電気会社によっては、ガスやインターネット回線、スマートフォンとのセット利用で割引や特典を受けられる場合があります。
なかには支払い方によって効率的にポイントが貯まり、さらにポイント支払いができる会社もあります。日常的に利用している経済圏と相性がよい会社を候補として検討するのもよいでしょう。
ただし、ポイント還元率やキャンペーンだけで判断すると、電気料金自体が割高になるケースも否定できません。セット割を含めた総額で比較する視点を忘れないようにしましょう。
料金シミュレーションを活用する
気になる電気会社を数社絞り込んだら、最後は料金シミュレーションで電気代の比較をしましょう。
多くの電気会社は、電気使用量と利用エリアを入力するだけで料金目安が確認できる料金シミュレーションツールをWeb上で公開しています。ただし、シミュレーション結果には、燃料費調整額や市場価格の変動が反映されていないことが多いため注意が必要です。
表示されている料金だけで判断するのではなく、実際の請求額を想定した比較を行いましょう。
自分に合う電気会社の特徴
電気会社との相性は、生活スタイルによって大きく左右されます。料金の安さだけに着目するのではなく、自分の電気使用量や生活スタイルにぴったりのプランを選ぶ姿勢が大切です。
ここでは、利用シーン別におすすめの電気会社の特徴をご紹介します。
一人暮らし
一人暮らしの場合、電気使用量が少ない方向けのプランがおすすめです。見るポイントは、基本料金が安いか、使用量が少なくても割高にならない料金体系か、の2つです。
ただし、一人暮らしであっても在宅勤務がある人やペットのためにエアコンをつけっぱなしにしている人は使用量が増えやすい傾向にあります。今の生活スタイルに合うプラン選びを心がけましょう。
ファミリー世帯
ファミリー世帯では部屋数や使う家電が多いため、電気使用量が多くなる傾向があります。
そのため、基本料金よりも、電気を多く使ったときの従量料金単価に着目しましょう。
使用量が増えるほど単価が安くなるプランもあるため、積極的に検討することをおすすめします。
また、家族の数が多い世帯では、電気とガスのセット割やポイント還元による恩恵を受けやすいです。固定費を大幅に下げられる可能性があるため、セット割やポイント還元のある電気会社をピックアップしましょう。
オール電化住宅
オール電化住宅では、オール電化向けプランを探すことをおすすめします。
オール電化住宅は、給湯や調理も電気を使用します。そのため、一般家庭と比べて電気使用量が大幅に増える傾向です。帰宅後にたくさん電力を使う生活習慣の場合、夜間料金が安く設定されているプランが向いています。
電気とガスをまとめたい
光熱費をまとめて管理したい場合、電気とガスをまとめて契約できる会社を探しましょう。
電気とガスを同じ会社にすると、セット割が適用される場合があります。支払いも一元化できるため、家計管理が楽になる点もメリットです。
ただし、セット割があるからといって、必ずしも最安とは限りません。電気料金とガス料金の総額をみて、他社との比較を行うようにしましょう。
電気会社の切り替えで知っておきたいこと
「電気会社を変更するには手間がかかりそう」と敬遠している人もいるかもしれません。
しかし、実際には数分程度で申し込みが完了するケースが多いです。さらに、工事不要で変更できる場合もあり、思っているよりも面倒ではありません。
ここでは、電気会社を変更する前に知っておきたいことをまとめてご紹介します。
電気会社の切り替えに必要なもの
電気会社を切り替える際、現在の契約内容がすぐに分かるよう準備しておきましょう。主に必要となる情報は、下記の通りです。
- 供給地点特定番号
- 現在のお客様番号
- 現在の契約者名義
- 現住所
供給地点特定番号やお客様番号は、検針票や電気会社のマイページなどから確認できます。
また、支払い方法を登録するために、クレジットカードや銀行口座情報も手元においておくとスムーズです。
電気会社の切り替えは思っているよりも簡単
電気会社を変更する手続きは、想像よりも簡単に完了できます。Web上で簡単に申し込めるほか、お客様サポート窓口からも申し込みできる会社がほとんどです。
現在は、スマートメーターという遠隔で検針できる機械が普及しているため、多くの場合は切り替え工事が必要ありません。
また、切り替え時に停電することは原則ありません。契約先の電気会社の解約手続きも、多くの場合新規で申し込む先の電気会社が行ってくれます。
このように、意外と電気契約を切り替えるハードルは低いです。毎月の光熱費削減のために、積極的に切り替えを検討しましょう。
電気会社を切り替えるときの注意点
電気契約の移行手続き後、すぐに料金が切り替わるわけではない点に注意しましょう。
電気会社によって異なりますが、申し込みから切り替わるまでの期間は数週間〜1ヶ月程度です。そのため、今すぐ安くしたいと考えていても、切り替わるタイミングは翌検針日以降となるのが一般的です。
また、切り替え直後は、もともと契約していた会社と新しく契約した会社から、それぞれ請求が発生する場合があります。これは、利用期間によって日割りされているため、二重請求にはなりません。
切り替え日と請求のタイミングを正しく理解しておくと、切り替え後も安心して利用できます。
まとめ
契約中の電気会社の調べ方は、検針票や請求書、引き落とし明細、メールなどで確認する方法が挙げられます。契約先が分かったら、電気使用量や料金プラン、調整額の内容などもあわせて確認しましょう。
長期間同じ電気会社での契約を継続している場合、今のあなたにぴったりの料金プランが選べていないかもしれません。家族の人数やライフスタイルに合うプランを選べば、電気代が下がる可能性があります。
料金体系や契約条件を比較しながら、自分に合う電気会社を探してみましょう。



