代表ご挨拶

【19世紀に、当社の前身(摂州瓦屋庄兵衛)で製造されていた鬼瓦】
【19世紀に、当社の前身(摂州瓦屋庄兵衛)で製造されていた鬼瓦】

アサヒ衛陶株式会社の創業は、約300年前 江戸時代の享保年間(1716年~1736年) 大坂住吉の地で
「いぶし瓦」の製造を始めたことを起源としております。
(屋根瓦の製造は、宮瓦(全国の神社仏閣に納入)も手掛けており、1800年の歴史を誇る 「住吉大社」への宮瓦の用達を行っておりました。)

【1934年 丹司製陶所の工場】
【1934年 丹司製陶所の工場】

爾来、窯業一筋に時代を重ね、大正期(1912年~1926年)には便器・煉瓦・土管などの製造を開始、昭和初期には「青磁の便器」の製造を行い、1935年には衛生陶器の工場を創設し本格的な製造を開始しました。

その後、時代の変遷とともに、衛生陶器の国内工場(大阪府)を2009年に閉鎖し、主力の衛生陶器・給水栓などの資材を中国・韓国・タイ・ベトナムなど多くのアジア諸国からの調達に切り替える事により、よりリーズナブルで品質の優れた商材をお客様にお届けする体制を構築いたしました。

【1924年に得意先に配布されたカレンダー】
【1924年に得意先に配布されたカレンダー】

併せて、2011年にはベトナムホーチミン市に海外販売子会社である「VINA ASAHI社」を設立、ベトナムを中心にアジア各国への販売ネットワークの構築に着手しました。

 2019年8月には、新しい「中期経営計画」を策定し、過当競争の著しい国内不採算ビジネスからの撤退と大幅なリストラを敢行し、安定した収益確保の出来るビジネスへの集約を図るとともに、海外子会社であるVINA ASAHIを中心に大きな成長が期待できるアジアを中心とする海外ビジネスに会社の成長と収益の柱とすべく、大きな時代の変化に対応する為の事業活動を行って参りました。

 しかしながら、コロナ禍の影響が長期化を見せる中、当社の単一事業だけでは、業績の大きな積み上げが難しいところもあり、2022年開催の株主総会にて経営陣が刷新され、新経営陣による株主総会後の取締役会にて、本業である衛生陶器事業に加え、早急に第2、第3の柱とするべく新規事業を検討の上、立ち上げていくことを確認致しました。 2022 年度が当社にとりまして、第二創業の機会と捉え、本業の業績向上に取り組みつつ、 新規事業による売上拡大を目指した新しいアサヒ衛陶株式会社となるべく事業活動を行って参ります。

木