【ASAHI EITOホールディングス株式会社のお知らせ】新しい挑戦「希ガス事業」、株式会社アサヒピュアケミにて アジア企業と中国企業を繋ぐコンサルティング業務の開始と受注第1弾のお知らせ
当社は、2025年7月11日付適時開示「祖業の黒字化への取り組み、アジア戦略の見直し等の事業構造改革について」で公表しました通り、以下の重点項目において、経営改革を行なっております。
(1)祖業であるアサヒ衛陶株式会社の事業改革
(2)グループとしてのアジア展開見直し
(3)新しい挑戦への取り組み
上記(3)について、当社は2024年7月12日付適時開示「子会社設立及び新たな事業の開始に関するお知らせ」にて、子会社として株式会社アサヒピュアケミ(以下、アサヒピュアケミ)を新たに設立し、新たな事業として「希ガス事業」に挑戦する事をお知らせしております。
アサヒピュアケミは、中国上場企業の子会社との間で「特殊技術サービス契約(以下、本契約)」を締結しました。
本契約は、アサヒピュアケミがコンサルティングを行うビジネスモデルとして契約を行った最初の契約となります。
記
1.アサヒピュアケミが行うアジア企業と中国企業を繋ぐコンサルティングのビジネスモデルについて
<背景>
現在、中国の半導体関連企業は中国政府の方針である「双循環政策」のもと、アジア各国の企業が持つ技術や製品に強い関心を持っております。
<特殊技術サービス契約の内容>
本契約は、韓国の未上場企業(名称非公開)のSOD材料技術(注1)を、アサヒピュアケミが技術の観点からデュー・デリジェンスを行い、中国企業である中国上場企業の子会社に、その製造方法及び生産ラインの構築、建設設計、ソフトウェアシステムを含めた技術移転が行われる事が合意されたものです。

また、今回技術移転を行う韓国企業は半導体製造における特殊な技術を有しており、中国上場企業の子会社は中国にて、その技術を継承し、拡大生産を行う事を目的としたものとなります。
本契約においてアサヒピュアケミが受領するコンサルティング料は、合計約6500万円となります。アサヒピュアケミは2025年6月に総額の50%である3250万円を売上計上し、残り50%は、2026年2月(予定)に売上計上します。(注2)
(注1) SOD(Spin-On-Dielectric)材料技術:半導体製造における成膜過程で使用される技術
(注2) 1USD=145円で計算
2.今後の見通し
今回、アサヒピュアケミが技術的なデュー・デリジェンスを行ってコンサルティングを受注した理由として、以下のことが挙げられます。
(1) アサヒピュアケミの代表取締役の紀斌昆氏の技術力
(2) 日本企業であるアサヒピュアケミが間に入ることにより、中国企業・アジア企業はビジネス促進の安心感を得られる。これは、日本が政治的、金融的に安定性が高いと考えられていることが要因
(3) 上記のマクロ的な要因により、情報が集まりやすい環境にある
アサヒピュアケミと繋がりのある中国企業から具体的なニーズ(技術・製品)を依頼されており、他にもアサヒピュアケミが間に立った中国企業とアジア企業とのコンサルティングビジネスは交渉が進行中であり、契約が締結され次第、改めてお知らせを行います。
3.業績に与える影響
今契約が2025年11月期業績に与える影響は軽微です。今後、業績予想の修正など公表すべき事項が生じた場合には、速やかに開示いたします。
以上
(注)ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
内容が若干変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。