【ASAHI EITOホールディングス株式会社のお知らせ】新たなASAHI EITOグループへの転換
当社は、江戸時代の創業から、住まいに関わる製造業でありましたが、社会環境や事業環境の変化に対応すべく、『住宅設備メーカー企業から「住まいと暮らし」創造企業グループへ』を基本方針とする事業多角化戦略を実行して参りました。より幅広く、より多くの方々に、より良い「住まいと暮らし」を提供する企業体への転換を図るため、昨年6月には、定時株主総会で皆さまのご理解を得て、純粋持ち株会社へ組織改編をさせて頂きました。
これまで、私の思いを皆さまへ自らの言葉でお伝えする機会はございませんでしたが、今回、第三者割当による新株式及び第10回新株予約権の発行を当社取締役会で決議させて頂いたのを機に、当社事業を力強く推進して、企業価値の創造と向上を図る不退転の決意を表明したく、筆を取らせて頂きました。
昨年来、当社は積極的なM&A施策によって、日本ライフエレベーション株式会社(現:アサヒエレベーション株式会社)、フラグシップス株式会社、山本窯業化工株式会社を、グループ企業に迎えて参りました。しかしながら業績という点においては、皆さまの期待に応える結果を出せていないのが現状です。国際情勢の緊迫化、物価の高騰、為替相場の大変動など、様々な外的要因があったとはいえ、強く反省しております。また、株式市場の混乱もあり、当社株価も低迷が続いている事は誠に遺憾でございます。当社が業績において結果を示していれば、混乱した株式市場においても、皆さまから評価を頂き一定の株価水準を維持できていたのではと猛省しております。
今回、第三者割当による新株式及び第10回新株予約権の発行におきましては、株式につき、大規模な希薄化を招くこととなります。皆さまにご心配をおかけしているかと存じますが、有効な資金活用によって、希薄化を上回る結果を出すことで、皆さまの利益につながるように努めて参ります。今回の資金調達は、新たなASAHI EITOグループへの転換を加速させるものであり、私を含め全社員が一丸となって取り組んで参ります。
今後の当社重点施策は、以下3点となります。
(1)祖業であるアサヒ衛陶株式会社の黒字化
右肩下がりの売上高が続いておりますが、グループとしての営業強化や、防災に関するトイレカーの商品開発など、黒字化への道筋が見えつつあるのが現状です。また同時に「住まいと暮らし」に関連するM&Aを積極的に実施して、事業シナジーを創出します。
(2)グループとしてのアジア展開
現在、アサヒ衛陶株式会社の組立工場を、国内からベトナムに移管しております。ベトナム現地法人であるVINA ASAHIの営業体制を強化、グループ企業である山本窯業化工株式会社の海外提携先の拡大など、グループ全体としてアジア展開を推進します。
(3)新しい挑戦への取り組み
今回の調達資金を活用する事業以外では、2024年7月12日にお知らせの通り「希ガス事業」という新たな領域にも進出しております。もちろん様々な課題はございますが、積極的なアライアンス構築を行い、結果重視の姿勢で「新しい挑戦」に臨みます。
今後はこうした取り組みをもって、当社グループの企業価値の創造と向上を図っていく所存です。ステークホルダーの皆さまには、今後とも引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。以上、本書をもって、私からの決意表明とさせていただきます。
ASAHI EITO ホールディングス株式会社
代表取締役
星野 和也
(注)ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
内容が若干変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。