【ASAHI EITOホールディングス株式会社のお知らせ】新しい挑戦「希ガス」記者会見内容に関するお知らせ
当社は、2024年8月27日発表の「新たなASAHI EITOグループへの転換」にて開示した通り、現在、以下の3項目を重点施策として経営改革を進めております。
(1)祖業であるアサヒ衛陶株式会社の黒字化
(2)グループとしてのアジア展開
(3)新しい挑戦への取り組み
上記(3)ついて、当社は2024年7月12日に新たな事業として「希ガス事業」に挑戦する事をお知らせしております。2025年5月9日に開示を行いました海外メディア向け記者会見の内容について以下の通りお知らせします。
記
1.「記者会見内容概要」
・登壇者
ASAHI EITO HD 代表取締役社長 星野和也
ECEMシンガポール 代表 雷 海平(以下、雷氏)
世界半導体特殊ガス有限公司 代表 Richard Chung(以下、Chung氏)
・参加者
海外メディア、日本メディア含めて約20名
・発表内容
① 資本業務提携の詳細と今後の見通しについて
<雷氏発表>

・ASAHI EITO HDの出資決定を受けて、ECEMシンガポールの株主構成は、以下の通りになる予定である。
Global Semiconductor Special Gas Limited 約51%
台湾の上場企業(予定)25%
ASAHI EITO HD 20%
ECEM役員・従業員 約4%
台湾の上場企業に関しては、まだ先方役員会の決議を得られておらず、現時点で具体名は発表できないが、近々合意を行う予定。
・ECEMシンガポールは半導体製造向け特殊高純度ガスに特化した製造工場を運営し、世界的な半導体ファウンドリー大手企業や、半導体サプライチェーンへの供給を予定している。
・自身が中国で立ち上げたECEMは2026年度の売上見込みが日本円で約30億円、EBITDA18億円(注1)、という規模まで成長してきた。ECEMシンガポールにおいても2027年度を目途にECEMの実績を上回る成果を達成したいと考えている。
・ECEMシンガポールはマレーシア工場を買収し、同工場を改修すると同時に、隣接地に新たな設備投資を行う予定である。マレーシア工場の買収に関しては既に合意がなされている。ガス事業は輸送コストが非常に大きなビジネスポイントとなる為、最適な場所を選定することが出来たと思う。
・ECEMの「小数点以下7桁」の高純度F₂ガスの製造プロセスはアジアにおいてトップレベルであると自負しており、ECEMで製造できた特殊高純度産業用ガスに関しては、マレーシア工場において生産を再現すればよく、同品質の製品をECEMシンガポールにて生産できることには自信を持っている。
・シンガポールには既にECEMがコネクションを有する大手企業が多数存在し、更に投資が行われている。半導体ファウンドリー大手UMC(注2)にはECEMで製造した製品をECEMシンガポール経由で納品を既に成功した実績がある。例えばGFS(注3)シンガポールにおいては、商品テストに合格しており、マレーシアでの生産が始まれば供給できると考えている。また、半導体サプライチェーンプレイヤーのMicron(注4)に対しても商品テストは合格しており、マレーシアでの生産と同時に供給が出来ると考えている。
(注1)1人民元を19.2円として計算
(注2)United Microelectronics Corporation
(注3)Global Foundries
(注4)Micron Technology

・シンガポールは政治的に比較的中立と考えられており、地政学的アプローチから、今回シンガポール法人を設立することとなったが、2027年頃を目途にECEM JAPAN(仮称)を設立し、特殊高純度産業用ガスを製造する工場の立ち上げを視野に入れている。
・Chung氏の話にも出てくると思うが、世界戦略を考えた時に日本は非常に重要な市場になると予想している。
・ASAHI EITO HDは日本で上場している企業であり、ECEMシンガポールにおいて、ステークホルダーであるだけでなく、我々と対等なパートナーとして実績を積み、ECEM JAPAN(仮称)が立ち上がった際には中心的な役割を果たせるようになって欲しい
<Chung氏発表>

・私はこれまで100件超のIPOに関わってきた他、グローバルな資金調達を700億円以上行ってきた実績があり、また、香港株式市場に上場しているInnovax Holdings Limited(2680.HK)会長でもある。半導体業界、特に特殊高純度ガスの世界については実際に投資も行い、関心を持ってみてきた分野であるが、その中で、ECEM社長の雷氏の技術力は中国でも傑出しており、今後世界展開を行われるのも、当然の流れだと考えている。
・今回、ECEMシンガポールを設立するにあたり、日本の上場企業であるASAHI EITO HDが参加したのは、日本の半導体市場の発展見通しについて楽観的であると考えており、スピード感を持って動けるASAHI EITO HDに日本で重要な役割を果たせることを期待してのものであると考えられる。
<当社代表取締役社長 星野発表>

・当社は300年以上の歴史を誇る企業であるが、祖業である陶器事業を継続しつつも、産業領域を徐々に拡大してきた。
・今回の資本業務提携は、単なる資本業務提携ではなく、ECEMシンガポールと知財を含めた提携を行い、当社が半導体特殊高純度ガス業界において、本格的に事業進出出来る為の契約である。
・当社としては、社内での改革を行うと同時に、人材の発掘や組織編制を含めて、ECEMシンガポールのステークホルダーや当社のステークホルダーの方々の期待に応える活躍をしていく。
「海外メディアニュース取扱」
http://www.jnocnews.co.jp/n135883.html#10006-weixin-1-52626-6b3bffd01fdde4900130bc5a2751b6d1
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1831880202114332084
https://www.52hrtt.com/mobileview/info?id=F1746513706975&areaId=47&languageId=1&flag=1#_t=1747020285644
https://c.m.163.com/news/a/JVBPK1JB0515L9VD.html?from=wap_redirect&spss=adap_pc&referFrom=&spssid=c29d25937eccde002ca9386932c0ff26&spsw=1&isFromH5Share=article
https://page.om.qq.com/page/OucDdTg0ZJhuklGlT0odQZ7w0?ADTAG=tgi.wx.share.message
https://m.sohu.com/a/894250060_100203250?_trans_=010005_pcwzyswxmdkf
なお、当日、以下の3名によるインタビューが行われ、HPに記載をしております。
<インタビュー>
ASAHI EITO HD株式会社
代表取締役 星野和也
Global Semiconductor Special Gas Limited
董事 虞華威
ECEM Singapore LTD
董事 雷海平
URL:https://www.asahieito-holdings.co.jp/new/
(注)ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
内容が若干変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。